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独立公認会計士・税理士ブログは監査法人から会計士として会計事務所を開業するまでと開業してからに悩んだことや困ったことをブログにまとめたサイトです。

公認会計士のマネーリテラシーは高い?独立してから感じたこと!

time 2021/05/23

独立後に大きく変わったのが自分自身の個人のお金に関することです。

当然税理士としても事業を行なっているので、知識をアップデートしたり、個人資産の話になることが多いということもありますが、 大手監査法人にいて、もっとこういうことやっておけば、知識として最低限身につけておけばよかったな、とか思うこともたくさんありました。

公認会計士のマネーリテラシーは高い?

独立してから感じたのは、過去の自分も含めて個人の資産に関するマネーリテラシーは、世間から思われてるほど、高くはないのかなと思うことがあります。
(※自分だけが低かったんじゃないかということもありますし、あくまで個人的に感じた感想です。)

例えばですが、大手監査法人で監査などのみしてる人に、
(税理士事務所に勤務経験があるとか、税理士法人に出向経験があるとかではなく、監査をメインにしている人)

  • 社会保険がどうやって決まって、今いくらくらい天引きされてるか
  • 将来の年金はどれくらいになる見込みなのか
  • 今の年収でどれくらいの税金(所得税と住民税)がかかっていて、どんな仕組みでかかっているか
  • 個人の保険には最低限どんな保険に入っておくべきなのか、今加入している保険でカバーしているリスクはなにか
  • ふるさと納税を限度額を知っているか、ふるさと納税しているか
  • 退職したらどれくらいの貯金が必要か、必要な金額をインデックス投資で積立てたら毎月どれくらい積立てる必要があるか
  • イデコやnisaが税金上、何が優遇されているのか、イデコやnisaをやっているか(投資の制限があるので、限定されたり投資自体やっていない方が多いとは思います。)

など、聞いてみても意外と全部答えられるって方は少ないんじゃないかなと思います。

理由は、以下が考えられると思います。

  • あくまで監査をしているから・税理士ではないから
  • 投資が制限されているから
  • 業務が忙しいのに加えてそこそこ高級取りだから

個人資産に関するマネーリテラシーが高くならない理由

個人資産に関するマネーリテラシーが高くならない理由について詳細を記載していきます。
(もちろんマネーリテラシーが高い公認会計士の方もたくさんいます。)

あくまで監査をしているから・税理士ではないから

この記事をみた公認会計士の方で、「いやいや自分は税理士じゃないから、公認会計士だから!」って思った方も多いのではないでしょうか。

知っている方からすれば、当たり前といえば当たり前ですが、公認会計士は監査をしています。

知らない方のために

簡単に説明すると公認会計士の監査の仕事は上場企業などの会計をチェックするして問題がないことを証明するのが仕事です。 税金を計算したり、申告書を作ったり、会計の登録などを行ったりは税理士のメインの仕事です。

人件費などは若い年次のスタッフが分析的手続をしてチェックしたりすることも多いので、社会保険の細かい仕組みや給与から天引きされている税金の部分などを細かくチェックしていることは少ないのかなと思います。

社会保険の仕組みや制度などは特に公認会計士受験で勉強するものでもないですしね。

そして年次や職階があがると人件費を担当することも減り、だんだんと知識が抜けていくという部分もあるのかなと思います。

また、税理士ではないので、監査法人の監査で見るのは、会社の法人税です。

受験や修了考査でも税金の勉強はしますが、実務で扱うのが法人の税金ばかりになってくるので、個人の税金の知識がだんだんと抜けてくる部分もあると思います。

投資が制限されているから

これも大きな理由かなと思います。

公認会計士は独立性の観点から投資が制限されています。

知らない方のために

公認会計士は第三者として会社の数値をチェックしたりするので、その会社をチェックするのにあたり、その会社との関係で株式の保有を含めた利害関係を持ってはいけないとなっています。

税理士として独立すると、会社の社長や周りの独立した公認会計士・税理士が普通に投資していて、当たり前のように資産形成の話をしています。

自分は大手監査法人から独立すると、証券口座も持っていないし、株、ETF、投資信託も買ったことがなかったので、びっくりしました。

大手監査法人では投資の制限が厳しく基本的に投資ができないので、そもそもの投資や投資に関する知識を仕入れる必要性が低いことがあげられると思います。

前に興味を持って積立で投資をしようと思って、監査法人の投資してもよい先を見たら、結局どこの投資信託なら投資してもいいのかわかりづらい、〜に投資するなら事前承認が必要とか、社内手続き的にも、こんな面倒だったらいいかなー、と思った記憶がありますし、

投資とかしてるとむしろ「こいつ危ない橋渡ってまで、なんかやってんなー」という目で見られる感じもありました。
(私の周りだけかもしれませんが、、)

実際、調べずに株とかに勝手に投資していたりしたら本当に大問題になります。

そのため、NisaやIdecoなどに興味を持つ、調べるって方も少なくなることもあるのかなと思います。

業務で忙しいのに加えてそこそこ高給取りだから

最後にこちらの理由です。

業務で忙しいのは間違いなく、投資もできないので、あまり上で書いたようなことを調べたり興味を持たないというのもあるのかなと思います。

それに加えて、大手監査法人だと年収もそこそこ高いので、そんなことをしなくてもある程度手元にお金が入ってくるので、

お金が入ってきても、投資はできないので、貯金するか、

会社員だから税金・社会保険はしょうがないし、そこまで気にしなくても別にお金で困るわけではないし、

という感じのままという方も多いのかなと思います。

自分が独立後に監査法人時代にやっておけばよかったなと思うこと

自分の給与の社会保険や税金、保険の仕組みや制度についてもっと調べておけばよかった

税理士になってみて思うのが、もっと税金の仕組みや制度について知っておいてもよかったなと思います。

公認会計士という仕事で基礎知識がある中、個人のお金に関することも知識として持っておけばよかったなと思います。(自分のマネーリテラシーが低かっただけです。。)

ふるさと納税

これは監査法人勤務の公認会計士の方は絶対にやったほうがよいです。高給取りな分、限度額が多いので、ふるさと納税しておいたほうがよかった、もったいなかったなと思います。

独立してから、監査法人勤務の公認会計士と話していてもやっていない、って方が結構いて、話すと絶対やったほうがいいですよーと話しています。

投資できるなら、投資しておけばよかった

もし当時投資の制限にかからないインデックス投資で積立投資が可能なものがあったら、積立投資しておけばよかったなとも思います。

ただし、投資が制限されているので、今の知識で昔に戻っても投資できるものがいまいちでしたら、投資していないかもしれません。

特に知り合いから聞いたところ、前より投資は厳しいよって話でしたので、投資自体は難しいかもしれません。

最後に

こちらはあくまで個人で感じたことですので、公認会計士でもマネーリテラシーがめちゃめちゃ高い方もたくさんいます。

それに公認会計士の仕事の領域は、上場会社に対する監査(チェック)なので、そういった部分がそもそも専門(専業)でないです。

(個人の税金は税理士さんであったり、社会保険は社労士さんであったり)

独立してみて、もっと興味を持っておけば、調べておけばよかったな、という個人的な反省と感想です。

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独立公認会計士・税理士ブログについて

数年前に公認会計士として個人の会計事務所を開業しました。

独立したときを思い出すと、自分で困ったことやわからないことって、
すでに独立している周りの人に聞いて詳しくは教えてくれなかったり、ネットで調べても全然情報がなかったりします。

それ以外にも独立した人ってどんな生活を送っているのかもよくわからないなと独立するまで思っていました。

そのため、自分が実際に独立するまでと独立してからどんな感じなのかをブログにまとめることで独立を検討されている方の参考になればと思い、ブログを開設しました。

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