公認会計士・税理士の独立後の仕事のポートフォリオや受ける仕事を考える

独立すると色々な業務を自分で決めて選んでいくことになります。

この記事では業務をどう選択肢していくかのお話です。

個人的な業務のポートフォリオの考え方

色々な考え方や方針があるのかなと思いますが、私の独立していての考え方です。

収入を分散する

私は基本的に一人で業務を行なっているため、どこかの分野に集中しすぎていないこと、かといってあまりに細かい収入にならないことを意識して業務を行うようにしています。

なぜかというと投資の卵は一つの籠に盛るなと同じで何かあったときの収入減少リスクを避けるためです。

あまり考えたくありませんが、公認会計士や税理士として業務停止を受けてしまったり、コンサルをやっていて大きな失敗してしまい案件が一気になくなってしまうという場合に、どれか一つに絞り過ぎていると自分の仕事がすべてなくなってしまう可能性も全くないわけではありません。

また自分でも一つのことをずっとやっていると飽きてしまうので、メリハリをつけるというやる気の部分もあります。

今の業務のバランスとして、

  • 監査(非常勤)…3割
  • 税務顧問…3割
  • コンサル・IPO支援など…3割
  • その他…1割

というバランスで業務を行っています。

独立後の年収のイメージはこちらから

監査の非常勤も独立当初は税務顧問とかコンサルとかを増やして、非常勤はやめて自分の業務だけにするぞ、という意気込みだったのですが、結局まだ続けています。

アサインも年間40-50日なので、業務の分散という意味合いと公認会計士という資格があるので、監査実務に関わっておく、という意味でも今はよいのかなと思っています。

監査法人の非常勤バイトについてはこちらに詳細を記載しています

税務顧問については、15社程度クライアント先がありますが、クラウド会計でビデオ通話のみで打ち合わせという形をとっており、その分ある程度報酬は抑える方針で運営しています。

訪問で移動時間や提出資料の準備などで時間を使わないので、業務の分散という意味で工夫して方針をとっているところです。

コンサル・IPO支援などの業務は高単価ですが、いつ業務がなくなるかわからない部分があります。

コンサルが不要になったとか、IPOを見送った、IPO準備中にいい人材がとれた、などです。

そのため、あまりこの分野で依存しすぎずに業務を行うようにしています。

その他については、個人で受けた任意監査とかweb制作の業務を受けたケースの業務です。

最近はあまり受託していないことが多いです。突発的に業務が入って、継続することが少ない業務領域なので、かなり採算が良い案件でないと受けないこどか多いかもしれません。

自分のキャリアになる業務を受ける

もちろん採算や分野の分散を考えるのもありますが、自分がまだ30代ということもあるので、自分のキャリア・経験になるのか、という点も大事だと思っています。

私の独立までのキャリアの詳細はこちらに記載しています。

IPO支援については多少採算が悪い部分があっても、今後のことを考えて受けていました。

独立していて案件を打診を受ける際に独立後にIPO支援実績がありますといえるのは、実績として大きいのかなと思い受託していました。

他にも他の公認会計士が受託した案件の下請け業務委託で会社のIRに自分の名前がきちんと出るようなものは受けたこともあります。

それも自分がどんな仕事をしていましたか?という際に、実績として伝えることができるなというところで受託しました。

監査法人に勤めていたときと異なり、きた案件の中から自分のやりたいものを選べるというのは独立のメリットかなと思います。

(独立当初はやりたくない業務でも受けざるを得なかった時期もありますが、、)

キャリア・経験から自分の業務が広がる可能性があるものはなるべく検討するようにしています。

自分が違う形で一つの分野に集中するなら

仮に自分でまずはどこかの分野に特化して業務を行うとすればどうするかを考えてみました。

税務顧問・クライアントを増やして税理士として事務所を大きくしていく

これが王道の独立かなと思います。

ただし今のクラウド会計特化や訪問なしでビデオ通話というスタイルは変えないと思います。

そのため、その分報酬は抑えてという形になると思いますので、その上で事務所の採算をとりつつ、顧問先をどんどん増やしていく方向で、従業員も雇用しつつ、という方針を取っていくのかなと思います。

結果としてその報酬で安定してきた(安定しつつある)ところで相続税、保険の代理店、家族信託などの今の税務のトレンドになっている(なる可能性のある)ところや別の形での収入、など、

税務顧問の中での強みや収入の分散を図っていくのかなー、と思います。

自分も運営しているわけではないので、あくまで想像となってしまいますが、、

公認会計士の業務をメインに受けていく

次に考えられるのが公認会計士としての仕事をバンバン受けていくケースです。

IPO支援、業務フロー・内部統制関連業務、株価算定・DDなどです。

私がそういった分野の業務経験が豊富ではないので、周りの独立されている会計士の方の話聞いてのところや、もし自分がそういった業務ができるであれば、というところのお話です。

もし自分がコンサル会社での勤務経験、銀行・証券会社での勤務経験があり、そこで知り合った会社の方から独立後も業務を受託していけるというような前提となります。

その前提であれば、そういった高単価で工数のかかる業務をどんどん受けて件数を増やしていき、業務のナレッジや従業員を増やしていくということも考えていたかなと思います。

そして最初は税務関連の業務を業務提携した税理士さんにお願いしていき、自分の事務所が安定してきた(安定しつつある)ら、事務所で税務を受けていって業務の分野を分散していく、ようなイメージかなと思います。

こちらも、たられば、の話なので、あくまで想像なのですが、、

公認会計士・税理士の独立後の仕事のポートフォリオや受ける仕事を考えるのまとめ

独立すると仕事の選び方もさまざまですので、私の個人的な考え方やもし自分が今とは違った形で業務を行うとすればというところを記載しました。

あくまで個人的な考え方ですので、人によっては、税務をきちんとやるのが王道!とか公認会計士ならコンサルをやるべき!という方もいらっしゃると思います。

これから独立を考えている方や独立されている方にはこんなやり方や考え方もあるんだと参考にしていたたれば幸いです。

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